増田 嵩典 先生

感動を伝え、
共有できる先生に

グローバル推進課課長代理・オンライン校副校長

増田 ますだ 嵩典 たかのり 先生

PROFILE
  • 担当教科
    英語・国語・社会
  • 英検1級
    TOEIC915点
  • 趣味
    映画鑑賞、読書
  • 座右の銘
    Enjoy making mistakes.

憧れたのは中・高時代の英語の先生

中・高時代の英語の先生に憧れて、そのころから英語の先生になりたいと思っていました。高校時代に故郷・四国のスピーチコンテストで優勝した経験から、好きなものや得意なものを伸ばすことの喜び、高いレベルまで突き詰める苦しみを乗り越えた先にある達成感を教わったことで、「この感動を伝え共有する仕事をしたい」と、先生を目指す気持ちは確かなものになりました。そして、画一的ではない「その子の個性・強みを伸ばす教育」に邁進すべく、民間教育の限界に挑む創造学園の先生になることを決意しました。

Enjoy making mistakes

私のモットーは"Enjoy making mistakes"です。「間違うことを楽しもう」という意味で、授業の中でもよく子どもたちに語りかけます。仕事において英語で話す場面が多々あるのですが、時制の間違いなど単純な間違いは言葉にした時、すぐに気づくということも多くあります。そんな小さな間違いから、大学入試に失敗して浪人するといった大きなものまで、数え切れない失敗を繰り返してきました。しかし、自分が成長できたのは成功よりもむしろそんな失敗のおかげでした。挑戦し、失敗して成長し、成功して自信をつける。当たり前のことですが、子どもたちにはその一歩を勇気を持って、また楽しんで踏み出して欲しい。私はそのサポートができるような先生でありたいと思っています。

一生ものの絆を作っていきたい

子どもたちと「心が通っている」と感じる瞬間は何物にも代えがたいものです。それが積み重なると、一生ものの絆になります。お互いに信頼関係ができて、喜怒哀楽をともにできると、今までと違った子どもたちの姿を見ることができます。例えば、ある吹奏楽部の生徒が、マーチングの大会を見に来てほしいと誘ってくれました。行って心底驚きましたし、うれしかったです。なぜなら、普段大人しいその子の想像できないくらいにキビキビと、真剣な表情で、また活き活きしていたからです。勉強でもそうです。創造学園ではクラスの入れ替えも頻繁にあるのですが、残念ながら私の受け持っていたクラスから、1段階下のクラスに落ちてしまった生徒がいました。その時は、すぐに戻ります、と言ってくれたその子でしたが、次のクラス替え機会でも戻ることはかないませんでした。その後少したって、ある日暗い表情の彼女に声を掛けました。「大丈夫?もしかして、最近ちょっと自信を失っているんじゃない?」その子は「もう戻れないかも」と涙を流しました。「不安なんだね、でも先生はあなたならきっと大丈夫だって信じているよ。もう一度がんばってみよう」その後、奮起した彼女はクラスが戻っただけでなく、学校での成績も以前よりぐっと伸ばしてくれました。ほかの仕事ではなかなか得られないような感動が一年に何度も得られるのが、先生という仕事の魅力だと思います。

かけがえのない宝物

写真は生徒が卒業などの機会にくれた寄せ書きや手紙です。もらったものはすべて保管しており、中には非常に密にお話をした保護者の方からいただいたものもあります。普段あまり見返すことはありませんが、引っ越しや何かの機会に見始めると、止まらなくなってしまいます。思い出して微笑ましくなるものや、卒業に際してここぞとばかりにからかってくれたもの、中にはそのころを思い出して読むたびに涙腺が緩むものもあります。いろいろな形をした子どもたちとの思い出がたくさんあることで今の自分はがんばることができています。
できるならば今度は私が、子どもたちにとって、そうなれるよう心を砕きたいと思っています。