土山校 教室ニュース
2026/08/08
学びの種 ~「高校無償化」で、公立か私立か迷う前に~
お知らせ
「私立も無償化になるんでしょう?」
保護者の方からよくご質問をいただく内容の1つです。中学生のお子さんがいるご家庭なら、一度は話題に出たのではないでしょうか。
2026年度から、国の就学支援金のしくみが変わりました。私立高校に通う場合の支援について、所得による制限がなくなったのです。「うちは収入的に対象外だから」と最初から公立一本で考えていたご家庭にも、選択肢が増えました。
変化は入試にも表れています。2026年春の兵庫県の公立高校入試では、志願倍率が前の年より下がりました。募集定員に志願者が届かない学校も出ています。私立を選ぶご家庭が増えたためと見られています。
ただ、ここで気をつけていただきたいことがあります。「無償化」は授業料の話であって、高校生活にかかるお金がゼロになるわけではありません。入学金、施設設備費、教材費、部活動の費用、そして通学の定期代。このあたりは支援の対象外です。私立は制服や指定用品も公立より高いことが多く、通学時間が長くなればその分の交通費もかかります。
では、ご家庭で何から話せばよいか。おすすめは、授業料以外に毎月いくらかかるかを、気になっている学校の分だけ書き出してみることです。1時間もあれば終わります。数字は各校のホームページの学費案内にたいてい載っています。
「お金の話を子どもの前でしていいのだろうか」と迷われる方もいます。でも中学生は、思っているよりよく見ています。数字を隠されるより、「うちはここまで出せる。その中で一緒に選ぼう」と言われたほうが、子どもは安心して志望校を口に出せます。
夏はまだ、志望校を決める時期ではありません。決めるのは秋以降です。だからこそ今のうちに、お金という条件だけ先に整理しておく。それだけで、秋の進路面談がぐっと具体的になります。
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