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東加古川校 教室ニュース

2024/05/11

校長からのメッセージ【5月度】

お知らせ

「十遍読むより一遍写せ(十読は一写に如かず)」


このことばは中国の宋の時代に、羅大経が書いた随筆集「鶴林玉露」に載っています。何かを覚えるためには十回読むより、意味をよく考えながら文字や文章などの内容を一回写したほうがしっかりと覚えられ、忘れることが少ないという意味です。


さて、ゴールデンウィークも終わり、中学生は新学年最初の定期テストが近づいてきました。それらの結果を左右する大きな要因の一つとなるのが「暗記事項の定着」。漢字、英単語や文法、理社の重要用語や数学の公式…これらはしっかり覚え、知識として定着させないとそこから先へは進めません。そこでどうすればうまく覚えられるかのヒントとなるのが上のことばです。暗記事項は見たり、読んだりすること(インプット)を繰り返すだけより、書いたり、声に出して読んだりしてそれらを活用する行為(アウトプット)も同時に行ったほうが脳への刺激も強まり、定着しやすいと科学的にも証明されています。スポーツでも、一流選手のプレーを何度も見て、頭にイメージできたとしても、それを基に繰り返し練習を重ねないと上手くできるようにはならないのと同じです。


重要事項がなかなか覚えられないと悩んでいる人は参考にして、時間に余裕を作って手間を惜しまず、根気よくトライしてみて下さい!


エディック東加古川校 校長 荒井 孝雄

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