- 公開日2026/10/29
- 最終更新日2026/10/29
【中学生】内申点の平均はどのくらい?目安と高校受験での見方・上げ方を解説
目次
中学校の内申点は、9教科すべての評定が「3」だった場合、45点満点中27点になります。ただし、27点は実際の全国平均ではなく、成績を比較する際の一つの目安です。
高校受験では、都道府県によって内申点の計算方法や配点が異なります。特に兵庫県の公立高校入試では、実技4教科の評定が大きな比重を占めるため、主要5教科だけでなく実技教科の成績も重要です。
この記事では、内申点の平均的な目安や計算方法、高校受験への影響を解説します。内申点を上げる具体的な方法も紹介するので、現在の成績と志望校の基準を比較する際に役立ててください。
監修者

内申点の平均はどのくらい?9教科オール3(合計27点)が一つの目安
中学校の内申点は、9教科すべてが5段階評価の「3」だった場合、合計27点になります。各教科の評定の真ん中にあたる「3」を基準にすると、自分の成績の水準をイメージしやすいでしょう。
ただし、全国の中学生の内申点を平均すると27点になるわけではありません。学校や地域によって評定の分布は異なり、全国一律の平均値を示す公的統計も確認できないためです。
まずは内申点の意味や、評定が決まる仕組みを確認しましょう。
そもそも内申点とは?通知表の評定を点数化したもの
内申点とは、中学校の各教科の評定を、高校入試で利用するために点数化したものです。
中学校では、国語や数学などの9教科について、学習状況を1〜5の5段階で評価します。例えば、9教科すべてが「3」なら合計27点、すべてが「4」なら36点です。
ただし、高校入試では通知表の評定を単純に合計するとは限りません。特定の学年の評定を使用したり、教科ごとに倍率をかけたりする地域もあります。
そのため、自分の内申点を知るには、受験する都道府県の計算方法を確認する必要があります。
内申点・内申書(調査書)・通知表の違い
内申点と内申書、通知表は似た言葉ですが、それぞれ役割が異なります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 通知表 | 中学校が生徒や保護者に渡す成績表 |
| 内申書(調査書) | 中学校が高校入試のために作成・提出する書類 |
| 内申点 | 調査書に記載された教科の評定を、入試用に点数化したもの |
通知表は、学期や学年ごとの学習状況を家庭に知らせるためのものです。
一方、内申書には教科の評定だけでなく、学校生活に関する記録なども記載されます。そのうち、教科の評定を入試の基準に沿って換算したものが内申点です。
つまり、内申点は内申書に含まれる情報の一部であり、内申書全体を指す言葉ではありません。
内申点の平均が単純に27にならない理由|「絶対評価」だから
中学校の評定には、学習目標への到達度をもとに判断する「絶対評価(目標に準拠した評価)」が用いられています。
これは、クラス内での順位によって成績を決める相対評価とは異なる方法です。例えば、上位10%の生徒を「5」、次の20%を「4」にするような人数割合は、あらかじめ決められていません。
学習目標の達成状況によっては、「4」や「5」の生徒が比較的多くなることも考えられます。5段階評価の真ん中が「3」であっても、生徒全員の評定を平均した結果が必ず「3」になるとは限らないのです。
内申点の平均は公表されていない|評定の分布は「3」が最も多い
全国の中学生について、9教科の内申点の平均を統一的に示した公的統計は確認できません。ただし、自治体によっては、各教科の評定がどのように分布しているかを公表しています。
東京都教育委員会が2026年3月に公表した調査では、都内の公立中学校等619校を対象に、中学3年生などの評定状況をまとめています。
| 評定 | 9教科全体に占める割合 |
|---|---|
| 5 | 12.3% |
| 4 | 23.1% |
| 3 | 47.3% |
| 2 | 13.7% |
| 1 | 3.7% |
出典:東京都教育委員会「令和8年度選抜に係る評定状況の調査結果」。四捨五入により合計が100%にならない場合があります。
この調査では「3」が47.3%と最も多く、「1」は3.7%でした。
ただし、示されているのは教科ごとの評定の割合です。生徒一人あたりの9教科合計点の平均ではなく、全国の傾向をそのまま表したものでもありません。
内申点は何点から高い・低い?平均と比べたときの目安
45点満点の内申点は、オール3の27点を基準にすると、成績の水準をイメージしやすくなります。
| 内申点 | 評定のイメージ | 目安 |
|---|---|---|
| 40〜45点 | 4・5が中心 | 高い水準 |
| 27点前後 | オール3程度 | 標準的な水準を考える目安 |
| 26点以下 | オール3の合計を下回る | 27点の基準より低い水準 |
ただし、これは公式な成績区分ではありません。また、28〜39点も一律に同じ水準として扱えるわけではなく、各教科の評定の組み合わせによって成績の特徴は異なります。
志望校によって必要な点数も変わるため、表はあくまで目安として捉えましょう。
内申点40以上(オール4)が「高い」といわれる目安
45点満点中40点以上は、多くの教科で「4」や「5」を取っている高い水準です。
9教科すべてが「4」の場合、内申点は36点になります。40点に到達するには、そこからさらに4点分、評定を上げる必要があります。
内申点が高ければ、評定を重視する高校の入試や、私立高校の優遇制度などで有利になる場合があります。受験校の選択肢が広がる可能性もあるでしょう。
ただし、必要な評定は学校によって異なるため、志望校の選抜基準を確認することが大切です。
内申点27前後(オール3)は平均的なライン
9教科の合計が27点前後なら、オール3に近い成績と捉えられます。
例えば、ある教科が「2」でも、別の教科で「4」を取っていれば合計27点です。すべての教科で同じ評定を取る必要はありません。
27点前後だからといって、目指せる高校が極端に限られるわけでもありません。入試当日の得点や志望校の選抜方法によって、合格の可能性は変わります。
まずは得意教科と苦手教科を整理し、どの教科の評定を伸ばせそうか考えてみましょう。
内申点が「低い」とされる目安
45点満点中26点以下は、オール3の合計である27点を下回る水準です。ただし、26点以下を一律に「低い」と定める公式な基準があるわけではありません。
例えば、内申点が25点でも、志望校によっては十分に合格を目指せる場合があります。反対に、35点以上あっても、難関校では内申点が不足する可能性もあるでしょう。
大切なのは、現在の点数だけで進路を判断しないことです。志望校の選抜方法や学力検査の配点を確認し、内申点を伸ばす対策と当日の得点力を高める勉強を組み合わせていきましょう。
内申点と偏差値は別物|平均を比べるときの注意点
内申点と偏差値は、異なる基準で学力や学習状況を表す指標です。
内申点は、学校の授業やテストなどをもとに付けられた評定から計算します。一方、偏差値は、模擬試験などで同じ試験を受けた人のなかで、自分の得点がどの位置にあるかを示す数値です。
そのため、内申点が27点前後でも偏差値が高い生徒や、反対に内申点が高くても模試の偏差値が伸び悩む生徒がいます。
内申点から偏差値を正確に換算することはできません。高校受験では、学校での評定と模試の結果をそれぞれ確認し、志望校の合格可能性を判断しましょう。
内申点の平均を正しく判断するには計算方法を知る必要がある
高校入試に使用する内申点は、都道府県によって計算方法が異なります。同じ評定でも、対象となる学年や教科ごとの配点によって、換算後の点数が変わる仕組みです。
まずは基本的な計算方法を確認し、自分が受験する地域ではどのように扱われるのか把握しておきましょう。
内申点の基本の計算方法|9教科×5段階=45点満点
中学校の内申点は、主要5教科と実技4教科の計9教科の評定をもとに計算します。
- 主要5教科:国語・社会・数学・理科・英語
- 実技4教科:音楽・美術・保健体育・技術・家庭
各教科の評定は1〜5の5段階で付けられるため、1学年分の合計は45点満点です。
例えば、主要5教科がすべて「4」、実技4教科がすべて「3」なら、次のように計算できます。
主要5教科:4点×5教科=20点
実技4教科:3点×4教科=12点
合計:20点+12点=32点
ただし、この32点がそのまま高校入試で使われるとは限りません。実際の選抜では、都道府県が定めた方法で換算されます。
対象となる学年は都道府県によって異なる(中3のみ/中1〜中3)
高校入試で内申点を計算する際、どの学年の成績を使用するかは都道府県によって異なります。
主な方式は、中学3年生の成績のみを使用するものと、中学1〜3年生の成績を使用するものです。
3年間の成績を対象とする場合でも、すべての学年を同じ割合で計算するとは限りません。中学3年生の評定を重視するなど、学年ごとに倍率が設定されている場合もあります。
なお、入試で点数化する学年と、調査書に成績が記載される学年は必ずしも同じではありません。
受験勉強の計画を立てる際は、都道府県教育委員会が公表する入学者選抜要綱などで、内申点の対象学年を確認しておきましょう。
実技4教科が加重される都道府県がある
高校入試では、実技4教科の評定に、主要5教科より大きな倍率をかける地域があります。
その場合、同じ評定「4」でも、主要5教科と実技4教科では換算後の点数が異なります。例えば、実技教科の評定が1上がったときの加点幅が、主要教科より大きくなる仕組みです。
実技4教科は学力検査で直接出題されない場合もあるため、対策を後回しにする生徒もいるかもしれません。
しかし、評定の配点が大きい地域では、これらの教科の成績が合否に影響します。実技だけでなく、筆記テストや提出作品などにも取り組むことが大切です。
【兵庫県】公立高校入試の内申点は250点満点
兵庫県の公立高校一般選抜では、中学3年生の評定をもとに、内申点を250点満点に換算します。
計算方法は次のとおりです。
| 教科 | 計算方法 | 満点 |
|---|---|---|
| 主要5教科 | 5教科の評定合計×4倍 | 100点 |
| 実技4教科 | 4教科の評定合計×7.5倍 | 150点 |
| 合計 | 250点 |
例えば、9教科すべての評定が「3」だった場合、内申点は次のようになります。
主要5教科:3点×5教科×4倍=60点
実技4教科:3点×4教科×7.5倍=90点
合計:60点+90点=150点
注目したいのは、実技4教科だけで満点の60%にあたる150点を占めることです。
主要5教科では評定が1上がると換算後の得点が4点増えますが、実技4教科なら7.5点増加します。兵庫県の高校入試では、実技教科の成績も意識しておきたいところです。
参考:兵庫県教育委員会「令和9年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」
内申点の平均を左右する「3つの観点」とは
中学校の評定は、定期テストの点数だけで決まるわけではありません。
各教科の学習状況は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から評価され、それらを総括して5段階の評定が付けられます。
テストの点数が高くても評定が思うように上がらない場合は、ほかの観点の評価も確認してみましょう。
観点①知識・技能
「知識・技能」は、授業で学んだ内容を理解し、必要な知識や技能を身に付けているかを評価する観点です。
例えば、数学なら計算方法を理解して正しく解けるか、英語なら単語や文法を身に付けているかなどが対象になります。
定期テストや小テストは、学習内容の定着度を確かめるための代表的な評価材料です。教科書の例題や基本問題を繰り返し解き、間違えた箇所を復習することで、知識の定着を目指しましょう。
観点②思考・判断・表現
「思考・判断・表現」は、身に付けた知識を活用し、自分で考えたり、考えた内容を適切に伝えたりする力を評価する観点です。
例えば、数学では答えを導いた理由を説明する問題、国語では文章の内容を読み取って自分の考えを書く問題などが挙げられます。
記述式のテスト問題に加え、授業中の発表やレポート、話し合いなども評価材料となる場合があります。用語や公式を覚えるだけでなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようにすることが、この観点の対策につながります。
観点③主体的に学習に取り組む態度
「主体的に学習に取り組む態度」は、学習に粘り強く取り組み、自分の学び方を振り返って改善しようとしているかを評価する観点です。
例えば、分からない問題に対して解き方を見直したり、テストの結果から苦手分野を見つけて学習方法を工夫したりする姿勢が該当します。
授業中の活動や提出物、振り返りシートなどが評価資料になることもありますが、提出物の有無や挙手の回数だけで決まるものではありません。文部科学省も、形式的な行動ではなく、粘り強く取り組む姿勢や学習を調整する力を捉えて評価する考え方を示しています。
自分なりに課題を見つけ、改善に向けて行動することが、この観点の評価につながります。
高校受験で内申点はどのくらい影響する?平均以上を目指したい理由
内申点は、公立高校の一般入試だけでなく、推薦入試や私立高校の選抜でも使われる場合があります。
ただし、どの程度重視されるかは高校や入試方式によって異なります。志望校の選択肢を広げるためにも、内申点がどの場面で必要になるのかを理解しておきましょう。
公立高校の一般入試|合否判定に占める内申点の割合
公立高校の一般入試では、多くの都道府県で内申点と学力検査の結果を合否判定に使用します。
例えば、学力検査の得点が同じ生徒でも、内申点に差があれば総合的な評価が変わる可能性があります。
地域や選抜方式によっては、面接や実技検査なども判定資料に加わります。志望校の選抜方法と配点を調べ、学力検査とのバランスを確認しましょう。
推薦入試では出願基準として使われることがある
高校の推薦入試では、内申点や評定が出願条件になる場合があります。
例えば、特定の教科で一定以上の評定を求めたり、9教科の評定合計に基準を設けたりするケースです。
推薦入試の選抜方法は学校によって異なります。内申点だけでなく、面接や小論文、実技検査、活動実績などを総合的に評価する学校もあります。
推薦入試を考えている場合は、必要な評定を早めに調べ、現在の成績と比較しておくとよいでしょう。
私立高校の併願優遇・出願条件でも基準になる
私立高校では、内申点が併願優遇や出願条件の判断材料として使われることがあります。
併願優遇とは、一定の条件を満たした生徒が、ほかの高校と併願する際に優遇を受けられる制度です。名称や仕組みは地域・学校によって異なります。
例えば、9教科の評定合計や主要5教科の評定について、学校が独自の基準を設けている場合があります。
基準に届かないと希望する優遇制度を利用できなかったり、特定の入試区分に出願できなかったりすることもあるため、注意が必要です。私立高校を検討するときは、募集要項で必要な評定と出願条件を確認しましょう。
【兵庫県】学力検査250点+内申点250点の合計500点で判定
兵庫県の公立高校一般選抜では、学力検査250点と内申点250点の合計500点を基本に合否を判定します。
学力検査は主要5教科を各100点満点で実施し、合計点を2分の1に換算する仕組みです。
| 判定資料 | 満点 | 基本配点に占める割合 |
|---|---|---|
| 学力検査 | 250点 | 50% |
| 内申点 | 250点 | 50% |
| 合計 | 500点 | 100% |
例えば、内申点が180点、学力検査の換算後の得点が200点なら、合計380点となります。
このように、内申点は基本配点の半分を占めるため、普段の学校生活で積み重ねた成績が合否に大きく関わります。
ただし、複数志願選抜では、第1志望校の判定に加算点が設けられています。令和9年度の第1志望加算点は次のとおりです。
| 学区 | 第1志望加算点 |
|---|---|
| 第1学区 | 25点 |
| 第2学区 | 20点 |
| 第3学区 | 25点 |
| 第4学区 | 30点 |
| 第5学区 | 30点 |
第1志望校の判定では基本の500点に加算点を加えますが、第2志望校では加算されません。また、調査書の教科の評定以外の記録なども判定資料として扱われるため、合計点だけで合否が決まるわけではありません。
平均より上を目指す!内申点を上げる具体的な方法
内申点を上げるには、3つの観点別評価を意識しながら、日々の学習を改善することが大切です。
定期テストの勉強だけでなく、提出物の取り組み方や授業中の活動も見直してみましょう。ここでは、中学生が実践しやすい5つの方法を紹介します。
定期テストで確実に得点する
定期テストの得点を伸ばすには、まず基本問題を確実に解けるようにすることが重要です。特に、教科書の例題や学校のワークに掲載されている問題は、授業内容の理解度を確認するのに役立ちます。
テスト勉強では、次の流れを意識してみましょう。
- テスト範囲を確認し、提出するワークを早めに進める
- 間違えた問題に印を付け、解説を読んで理解する
- 数日後に同じ問題を解き直し、一人で解けるか確認する
テスト直前にワークを終わらせるだけでは、苦手な問題を復習する時間が不足しがちです。早めに学習計画を立て、基本問題の取りこぼしを減らしていきましょう。
提出物は期限内に出し、内容の質にもこだわる
提出物は、期限を守るだけでなく、学習内容を理解して取り組むことが大切です。
例えば、ワークで間違えた問題を解き直したり、振り返りシートに次回の改善点を具体的に書いたりすると、自分の学習課題を整理できます。
「計算問題を間違えた」という振り返りだけで終わらせず、「途中式を省略してミスをしたため、次回は式を残す」といった改善策まで考えてみましょう。
提出物がどの観点で評価されるかは、教科や課題によって異なります。先生から示される評価基準を確認し、課題の目的に合った内容に仕上げることがポイントです。
授業に主体的に参加する
授業では、分からないことをそのままにせず、自分から解決しようとする姿勢を意識しましょう。
例えば、授業中に疑問が生じたらメモしておき、授業後に先生へ質問する方法があります。人前で発言するのが苦手でも、取り組みやすい行動です。
グループ活動では、ほかの生徒の意見を聞いたうえで自分の考えを伝えたり、課題の解決方法を提案したりすることも学習につながります。
挙手や発言の回数を増やすだけで評定が上がるわけではないため、学習の目標を意識し、理解できなかった部分を振り返りながら授業に取り組むことが大切です。
実技4教科(副教科)にも本気で取り組む
音楽・美術・保健体育・技術・家庭の4教科も、主要5教科と同じように評定が付きます。
特に兵庫県では、実技4教科の評定が1上がると、内申点の換算後の得点が7.5点増える仕組みです。そのため、実技教科の成績向上が内申点全体の底上げにつながります。
授業で扱った内容を復習するほか、作品制作や実技課題では、先生から示された評価基準を確認して取り組みましょう。
実技が得意でなくても、筆記テストで知識を示したり、制作過程で工夫した点を説明したりする機会があります。苦手意識だけで諦めず、各教科で評価される内容を把握することから始めてみてください。
英検®・漢検などの検定に挑戦する
英検®や漢検などの資格取得も、高校受験に向けた学習目標の一つになります。
例えば、英検®の勉強を通して語彙力や文法の理解を深めれば、学校の英語の授業や定期テストにも役立つでしょう。一部の高校では、取得した資格や級が入試で評価される場合もあります。
資格による優遇の有無や対象となる級は学校によって異なるため、志望校の募集要項で確認しましょう。
内申点が平均を下回る原因になるNG行動
定期テストで十分に得点できていても、ほかの評価材料で学習の成果を示せなければ、評定が思うように伸びない場合があります。
普段の学校生活で見直したいのは、提出物の管理や授業への取り組み方です。心当たりのある行動がないか、確認してみましょう。
提出物の遅れ・出し忘れ
提出物の遅れや出し忘れは、学習状況を十分に評価してもらえない原因になることがあります。
例えば、定期テストで高得点を取っていても、授業で指定されたレポートを提出していなければ、その課題を通して評価する予定だった内容を確認できません。
提出物は「主体的に学習に取り組む態度」だけでなく、課題の内容によって「知識・技能」や「思考・判断・表現」の評価にも関わります。出し忘れを防ぐには、課題が出た時点で期限を記録し、提出日から逆算して取り組む方法がおすすめです。
授業中の私語・受け身な態度
授業中の私語や居眠りが続くと、説明を聞き逃したり、学習活動に十分参加できなかったりする原因になります。
また、先生の指示を待つだけでは、課題について自分で考えたり、学習方法を改善したりする機会が少なくなりがちです。
授業を受けるうえで大切なのは、授業の課題に向き合い、考えたことを記述や活動の成果として示すことです。授業内容が理解できなかった場合は、どこでつまずいたかを整理し、質問や復習につなげましょう。
実技4教科を「楽な時間」と軽視する
実技4教科を主要5教科より優先度の低い授業と考えていると、筆記テストの勉強や課題への取り組みが不十分になることがあります。
例えば、美術の作品を期限までに完成させなかったり、保健体育の筆記テスト対策を後回しにしたりするケースです。特に兵庫県では、実技4教科の換算倍率が大きく、評定の差が内申点に反映されやすい仕組みになっています。
実技の得意・不得意だけで判断せず、授業で求められる知識や技能、制作課題などに取り組みましょう。
内申点が平均に届かないときの高校受験戦略
内申点がオール3の目安である27点に届いていなくても、高校受験を諦める必要はありません。
ただし、志望校の選抜方法によっては、内申点の不足が合否に大きく影響することもあります。残された期間と現在の学力を踏まえ、どのような対策ができるか考えてみましょう。
当日の学力検査で挽回できるかを確認する
内申点が志望校の目安を下回っている場合は、学力検査でどの程度の得点が必要になるか確認しましょう。
例えば、兵庫県の一般選抜では、主要5教科の学力検査の合計点を2分の1に換算します。学力検査の素点を20点伸ばすと、換算後の得点は10点増える計算です。
学力検査には満点があり、ほかの受験生との得点差も合否に関係します。模擬試験の結果や志望校の選抜方法を確認し、必要な得点と現在の実力との差を把握しましょう。
内申点の比重が低い入試方式・高校を選ぶ
内申点が不足している場合は、学力検査の結果を重視する高校や入試方式を検討する方法もあります。
例えば、一般入試と推薦入試で評価方法が異なる高校や、学校独自の選抜を実施する高校などです。
ただし、兵庫県の公立高校一般選抜では、基本的に内申点と学力検査の配点がそれぞれ250点となっています。同じ一般選抜であれば、志望校を変えるだけで内申点の基本配点が下がるわけではありません。
選択肢を広げたい場合は、私立高校を含めて出願条件や学力検査の配点を比較し、自分の得意分野を生かせる学校を探してみましょう。
中1・中2のうちに立て直す|学年別の考え方
内申点を改善するために取り組むべきことは、現在の学年によって異なります。
| 学年 | 意識したい取り組み |
|---|---|
| 中学1年生 | 学習習慣を身に付け、授業内容を理解する |
| 中学2年生 | 苦手教科を減らし、定期テストや提出物への取り組みを改善する |
| 中学3年生 | 評定の対象期間を確認し、残されたテストや課題に集中する |
中学1・2年生のうちは、勉強の進め方を見直し、苦手分野を克服する時間を確保しやすいでしょう。
中学3年生になると、入試に使用される評定が決まるまでの期間が限られます。そのため、次の定期テストだけでなく、日々の授業や課題にも早めに取り組むことが大切です。
兵庫県では、一般選抜の内申点の計算に中学3年生の評定を使用します。ただし、中学1・2年生で学習した内容も高校入試の基礎になるため、早い段階から積み重ねておきましょう。
内申点の平均に関するよくある質問
内申点について、中学生や保護者からよく寄せられる疑問をまとめました。
内申点がオール3だとどのくらいの高校を目指せる?
オール3(27点)でも、目指せる高校はあります。ただし、具体的な高校や合格可能性は、地域の入試制度や学力検査の得点によって異なります。
評定だけで志望校を判断せず、模試の結果も確認しましょう。兵庫県で高校選びに迷った場合は、地域の入試制度に詳しい学習塾へ相談する方法もあります。
内申点は中1の成績から関係ある?
高校入試で中学1年生の成績を点数化するかどうかは、都道府県によって異なります。
兵庫県の公立高校一般選抜では、中学3年生の評定から内申点を計算しますが、調査書には中学1・2年生の成績も記載されます。
中学3年生の学習や入試に備えるためにも、中学1年生から授業内容を着実に理解しておくことが大切です。
部活動や生徒会の活動は内申点に加点される?
部活動や生徒会の活動実績が、9教科の評定をもとに計算する内申点へ直接加算されるわけではありません。
ただし、調査書の活動記録や推薦入試などで評価の対象になる場合があります。兵庫県でも、選抜方法によっては特別活動や部活動等に関する特別取扱いが設けられることがあります。
活動実績の扱いは学校や選抜方式によって異なるため、志望校の募集要項で確認しましょう。
内申点を平均以上に伸ばすなら|創造学園・エディックの学習サポート
内申点を伸ばすには、定期テストで得点する力に加え、日々の授業や課題に取り組む習慣を身に付けることが大切です。
兵庫県で学習塾を展開する創造学園・エディックでは、各中学校の定期テストの出題傾向を分析し、学校別の対策授業や予想問題を活用した指導を実施しています。
また、中学生向けには集団指導・個別指導・オンライン指導を用意しており、学習状況や部活動との両立など、自分に合った学び方を選べます。
- エディック・創造学園の集団指導:中学校別の定期テスト対策から高校入試対策まで、主要5教科を中心に学習できます。学校の進度に合わせた授業や、定期テスト前の学校別対策も特徴です。
- エディック個別・創造学園個別:担任制と一人ひとりの理解度に合わせたカリキュラムで、苦手教科の克服や学習習慣づくりをサポートします。
- 創造学園オンライン:自宅から集団授業や個別指導を受けられる学習方法です。無料体験授業も用意されており、入塾前に授業の進め方や雰囲気を確かめられます。
「定期テストの点数が伸びない」「内申点が志望校の目安に届いていない」といった悩みがある場合は、現在の成績や学習状況を相談してみてはいかがでしょうか。
各コースの詳細や体験授業については、公式サイトから確認できます。
まとめ|内申点の平均はオール3が目安、大切なのは志望校とのギャップ
内申点は、9教科すべてが「3」の場合、45点満点中27点になります。ただし、これは実際の全国平均ではなく、成績を比較するための一つの目安です。
高校入試での計算方法は地域によって異なり、兵庫県の公立高校一般選抜では、実技4教科に大きな比重を置いた250点満点で計算されます。
内申点を伸ばすには、定期テスト対策だけでなく、提出物や授業中の学習活動も見直してみましょう。全国的な平均と比べること以上に大切なのは、現在の内申点と志望校で求められる水準との差を把握し、必要な対策に取り組むことです。





