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西神本部校 教室ニュース

2026/05/28

算数・数学、できない子なんていない。「解けた」を積み上げる学習法

指導実績


算数、数学が苦手、という子どもたちに共通して聞かれる言葉があります。


「どこからわからないのか、もうわからない」。

実はこの言葉、算数・数学の本質をついています。算数学はすべてが繋がっているから、どこかに小さな「穴」が空くと、その先がどんどん不安定になる。苦手意識は、才能のなさではなく、「穴の場所がわからないまま先へ進んだ」ことの積み重ねです。


なぜ算数・数学だけ「わからなくなる」のか


英語や社会と違い、算数数学には「前の単元が理解できていないと、次の単元が解けない」という厳格な積み上げ構造があります。たとえば、分数の計算が曖昧なまま方程式に進んでも、躓くのは当然です。


エビングハウスの忘却曲線が示す通り、一度理解しても復習なしでは急速に忘れます。数学の場合、忘れることより怖いのは「なんとなくわかった気がしていた」まま進んでしまうこと。この「気がする理解」の積み重ねが、ある日突然「全部わからない」という状態を生み出します。


「解けた」を積み上げる3つのアクション


STEP 01


「穴」を探す:今の理解度マップをつくる


完璧に解こうとするのではなく、まず「どこがわかっていないか」を把握することが先です。教科書の例題を解いてみて、詰まった場所に印をつけてみましょう。この「穴の地図」があるだけで、次に何をすべきかが明確になります。やみくもに全部やり直す必要はありません。


STEP 02


「これだけ」ルールで毎日続ける


1日2時間の計算より、毎日15〜30分の計算のほうが圧倒的に力がつきます。「今日は計算問題を5問だけ」「この例題1つを完全に理解する」。欲張らない計画こそが、学習習慣を途切れさせない最大の秘訣です。「ゼロにしない」ことが、数学においては特に重要です。


STEP 03


「解き直し」こそ最強の復習法


間違えた問題を「答えを見て終わり」にしていませんか?数学の本当の復習は、答えを見た後にノートを閉じて「もう一度自分で解く」ことです。この一手間が、「なんとなくわかった」を「本当にわかった」に変えます。解き直しノートを1冊作るだけで、弱点が目に見える形で残ります。


「わからない」と言えることが、最初の一歩


数学が苦手な子どもほど、「こんなこともわからないのか」と思われることを恐れ、質問できずにいます。しかし、「わからない場所を言語化できる」こと自体が、理解への大きな前進です。


「この問題の、この部分がわからない」と言えるようになったとき、子どもはすでに問題の構造を把握し始めています。その言葉を引き出す環境をつくることが、周りの大人にできる最も大切なことかもしれません。


保護者の方へ


「なんでこんな問題もできないの」という言葉は、子どもの数嫌いを加速させます。代わりに試してほしいのは、「どこまではわかった?」という問いかけです。


「わかった部分」を先に聞くことで、子どもは「自分にもできていることがある」と気づき、安心して「ここからわからない」と言えるようになります。ポジティブな伴走が、数学への苦手意識を少しずつ解いていきます。


学習計画表を一緒に作り、「今日の5問、終わった?」と具体的に声をかける。この小さな習慣が、子どもにとっての「見守られている安心感」になります。


「解けた」は、必ず積み上がる。


算数学は才能の科目ではありません。正しい場所から、正しい順序で積み上げれば、誰でも必ず前に進めます。今日、まず1問。
それだけで十分です。


 

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