小学生のひたむきな努力

今回はとある在籍生のお話をさせていただきます。

その子は漢字の苦手意識が強く、エディックで行う小テストでも

幾度となく悔しい思いをしてきました。

1学期から漢字に少しでも向き合ってもらえるように、

準備の仕方や、やり直しの仕方を伝えていきました。

3月から新年度を迎え、春・夏が過ぎても漢字テストでは苦労する日々を過ごしていました。

11月になり、定期的におこなう単元テスト(ポイント確認テスト)。

残念ながら、漢字は点数を伸ばすことができませんでした。

しかし、その子はケアに来て、一生懸命漢字を書き直し、間違えそうなポイントを何度も反復して努力していました。

そして、今日の授業。

その子は先生に会うとすぐに、「学校の漢字テストで90点超えたよ！！」と満面の笑みで私に伝えてくれました。

正直、涙が出そうでした。

どれだけ不合格になっても、その子の心の中で決して諦めることはなかったのです。

いろいろな科目や、単元で壁にぶち当たる小学生ですが、

その子のように努力をやめなければ必ず成果はでるのだと強く感じた出来事でした。

1人でも多くの生徒にそのような経験をしてもらえるような

環境作りを今後もおこなっていきます。